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津和野物語(その2)
津和野
城下町として700年の歴史を持つ山陰島根の津和野。
津和野の名は、「つわぶきの生い茂る野」が由来と いわれている。 津和野は島根県と山口県の境に位置し、 周囲を山に囲まれ、盆地の中央を津和野川が流れている 人口1万人弱の城下町だ。 高台から眺めてみると、山々の緑に赤瓦の家並みが調和し、 街並みが川沿いに細長く続いている。 街には武家屋敷や町家が整然と静かにたたずみ、 道のほとりには水路が設けてある。 国史跡に津和野城跡・森鴎外旧居・西周旧居、 国の重要無形文化財に弥栄神社の鷺舞、 国名勝に旧堀氏庭園がある。 津和野はJR津和野駅から1km以内に街があり、 ゆっくり歩いて散策ができる。 森鴎外旧宅や西周旧居の方まで足をのばすなら、 駅前で自転車を借りると便利だ。 山と川、歴史と自然が調和し、 静かで落ち着いた街が私は好きだ。 津和野の歴史
今から約700年前、吉見氏が着任し、 吉見氏14代による近世の城下町形成が始まりといわれている。 そして約390年前、坂崎出羽守による津和野の礎づくりが行なわれ、 津和野城の改築、城下町の骨格づくり、灌漑用水路の建設、 鯉の養殖などの礎ができた。 その後、亀井氏11代による城下町の繁栄が明治まで続く。 郷土料理「うずめ飯」
郷土料理の「うずめ飯」を食べた。 せりがとれる早春が「旬」と言われている。 「うずめ飯」は、ご飯に具を埋めている津和野の郷土料理で 具には、にんじん、干ししいたけ、豆腐、かまぼこ、せり、 海苔、根わさびが使われている。 いつ誰がつくり始めたか、わからないようだが、 保存食と家のまわりにあるものとの組み合わせで、 不意の来客にでもあり合わせでつくったのではないか と言われている。 今のものは、海苔とわさびがご飯の上にのせてある。 まず、具が下に入っているので ご飯を下からしっかりとかき混ぜる。 後は食べるだけ。 一口食べると、わさびの辛味が鼻にツーンとくる。 あっさりとした味で、お茶漬けと野菜ご飯をミックスしたような感じだ。 仕事の合間にササッと食べるに向いている。 殿町通り
家老屋敷があったところ。 道のほとりには水路があり、 菖蒲の花が植えてあり、鯉が泳いでいる。 旧藩士の子弟を教育した藩校養老館があり、 現在、民俗資料館として使用されている。 街中を歩く
武家屋敷や町家が整然と立ち並んでいる。 電線は地中化ですっきりしているし はでな広告やけばけばしいものはない。 歩行者専用道路であれば より安心して見物や買い物ができるのでは・・・ 酒屋、米屋、薬屋、園芸店、土産物店などが それぞれの個性と歴史を持ち どっしりとたたずんでいる。 建物の白壁となまこ壁が美しい。 家の前には花や植木などが飾られ 静かに客人を待っている。 建物の中に入ってみると 木のぬくもりや歴史の重さと風格を感じる。 外から見るのもよし、中から見るのもよし。 こころ休まるところだ。 米屋さんから聞いた話 「家に川が引かれ、その川の水を利用して水車を回し 精米をしていた。 今は機械化になったが、 かつての名残の川が庭にあるよ」 見せてもらうと、かなりの流速と水量のある川が流れており、 その中を鯉が泳いでいた。 水路と生活が密接に関係していたことがわかる。 街並み 土産物店 酒店 街中で見た人力車 店先の花 店先 店の中 薬店 米店 酒店の軒先 店の中 店先の植木 金魚が泳いでいた |
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